大崎市民病院Osaki Citizen Hospital

文字サイズ
標準
大きめ

栄養管理部

紹介動画

 

栄養管理部の基本理念・基本方針

 

私たちは,個別性を大切にした栄養管理と質の高い食事サービスの提供を目指します。

 

【基本方針】

● 病状・症状に合わせ適切な食事を提供します。

● 徹底した衛生管理で安全な食事を提供します。

● 季節感や行事食など,食べる立場を尊重した食事サービスを提供します。

● 栄養指導・介入型栄養管理を推進し,疾病治療に貢献します。

● 地域連携の推進,関連分野研究への参画に努めます。 

本院栄養管理室スタッフ数(令和6年6月1日現在)

 

 ● 職  員    管理栄養士 12人

        事務員    1人   

                    計16人

 

● 委託職員   管理栄養士

        栄養士

        調理師

        調理員

        その他

                    計46人 

業務内容

 

臨床栄養管理

 

1)栄養食事指導・栄養教室

   【栄養食事指導】

  【集団指導・栄養教室】

 

(栄養食事指導料 令和3年度:4,049件 令和4年度:4,405件 令和5年度:5,285件)

(糖尿病透析予防指導管理料 令和3年度:97件 令和4年度:91件 令和5年度:101件)

 

 

2)栄養評価や入院栄養管理計画の作成のほか,各種カンファランス,ベッドサイドでの

   症状に合わせた食事内容調整,食事摂取状況調査(ミールラウンド)など

摂取量調査

【食事摂取量調査】

【ミールラウンド】

  

3)集中治療室(ICU),高度治療室(HCU)における栄養管理(専任登録業務)

 (早期栄養介入管理加算 令和3年度:68件 令和4年度:421件 令和5年度:550件)

 

4)全身麻酔を伴う手術を受ける患者さんの栄養管理(専任登録業務)

 (周術期栄養管理実施加算 令和5年度:133件)

 

5)褥瘡ラウンド 

 

6)骨粗しょう症リエゾンチーム活動

 (二次性骨折予防継続管理料1 令和4年度:232件 令和5年度:221件)

 

 

給食管理

  

1)食物アレルギー対応業務,入院前栄養アセスメント業務(患者サポートセンター)

 

食物アレルギーの患者さんへは内容を面談にて確認させていただき,安全なお食事の提供をおこなっています。

また,低栄養リスクのある患者さんへは栄養評価面談を実施し,入院までの食事の工夫についてのアドバイスを行ったり,入院後速やかに栄養介入ができるよう努めています。

 

編集済みIMG_2256

【食物アレルギーがある方への面談】

食札

【個別食札による誤配膳予防対策】

 

 

2)入院患者への食事提供(調乳含)

 

一般食(常食)のほか,特別治療食として減塩食やエネルギー調整食,食事中のむせを軽減する摂食・嚥下調整食,食物アレルギーのある方へのアレルゲン除去食,抗がん治療等による食思不振や白血球減少などの副作用対応食の提供をおこなっています。
また,食事は治療の一環であると同時に,入院生活においては楽しみの一つでもあります。
病院食は患者さんの好みへの配慮など多様性が期待されており,衛生的かつ安全でありながらも季節感や行事に合わせ,癒しや安らぎが感じられるお食事の提供を目指しております。

 

【献立検討会】

【食思不振食:ほなみ食】

【摂食・嚥下調整食:ペーストゼリー食】

【形態調整食:串刺し食】

【アクアクッカーによる表面殺菌(低菌食)】

【アクアクッカーによる表面殺菌(低菌食)】

【お食事の一例】

【お食事の一例】

【お食事の一例:選択メニュー】

【お食事の一例:選択メニュー】

【出産お祝い膳】

【お食事の一例:出産お祝い膳】

【行事食の一例】

【お食事の一例:行事食】

【お食事の一例:行事食】

【お食事の一例:行事食(小児)】

 

  

資格取得状況

 

   ● 日本糖尿病療養指導士        5名

   ● 宮城県糖尿病療養指導士       1名

   ● 腎臓病療養指導士          1名

   ● 心不全療養指導士          1名

   ● NST専門療法士          4名

   ● 栄養治療専門療法士(リハビリテーション)   1名

   ● がん病態栄養専門管理栄養士     1名

   ● 病態栄養専門(認定)管理栄養士   3名

   ● リハビリテーション栄養指導士    1名

   ● TNT-D認定管理栄養士      1名

   ● NR・サプリメントアドバイザー   1名

   ● 人間ドック検診情報管理指導士      4名

   ● 在宅訪問管理栄養士         1名

   ● 栄養経営士             1名

学術研究業績

 

 学会・研究会等発表

   ● 当院 NST における GLIM 基準による低栄養診断と CONUT 変法の一致率の検討

     第38回日本臨床栄養代謝学会学術集会,神戸市,5月9日,2023

 

   ● 救急病棟に入室した循環器疾患患者における早期経腸栄養開始後の栄養管理について

     第61回全国自治体病院学会,札幌市,8月31,2023

 

   ● 地域包括ケア病棟における栄養状態とADLの現状
     第9回日本臨床栄養代謝学会東北支部学術集会,仙台市,9月2日,2023

 

   ● アナモレリン投与開始12週以降も詳細な栄養評価を行いながら投与継続した進行胃癌の1症例
     第27回日本病態栄養学会学術集会,京都市,1月26日,2024

 

   ● 急性期大腿骨近位部骨折患者の栄養状態と摂取エネルギー、退院時ADLとの関連
     第13回日本リハビリテーション栄養学会学術集会,四日市市,3月2日,2024

 

 学術論文

   ● 管理栄養士の入退院支援参画とNSTとの連携

     全国自治体病院協議会雑誌第62巻:1-5,2023

 

   ● 当院NSTでのThe Global Leadership on Malnutrition使用経験

     ~GLIMは実臨床でも有用なOGAになり得る~
     大崎市民病院誌27:24-28,2024

 

 講演

   ● 当院での管理栄養士のがん患者に対する関わり

     第35回東北臨床腫瘍セミナー,仙台市(WEB),7月9日,2022

 

   ● リハ栄養の実践

     令和4年度地域リハビリテーション推進部会研修会,福島県(WEB),3月9日,2022

 

   ● がん治療の栄養管理について

     宮城県がん診療連携協議会・化学療法部会第13回市民公開講座,大崎市(WEB),

     3月18日,2023

栄養サポートチーム(NST)活動

 

当院のNSTは,医師・歯科医師・管理栄養士・看護師・薬剤師・言語聴覚士・臨床検査技師・歯科衛生士・社会福祉士・事務職員で構成されており,患者さんに適切な栄養管理を行うことを目的とし,平成16年から主治医の依頼を受けて介入する「コンサルト型NST」として活動しています。
NST介入の依頼を受けると主に担当管理栄養士・薬剤師が、患者さんの栄養療法を決める上で必要な情報(病歴・治療内容・食事摂取量・経腸または経静脈栄養の内容等)の収集を行い,介入プラン(栄養治療計画書)を作成しています。
さらに週1回のNSTカンファレンス及びNST回診を行い,直接患者さんへ介入状況等を確認した上で,NSTでの協議内容や介入経過を主治医や病棟スタッフへフィードバックし,患者さんの栄養状態や食事摂取量を良好に保つことにより治療効果やQOLの向上を目指しています。

(NST加算 令和3年度:813件 令和4年度:625件 令和5年度:630件)

 

栄養管理部 初期研修プログラム

 

栄養管理部では,独自の初期研修プログラムを用いた職員教育により,医療従事者として専門的なスキルを活かし,チーム医療で活躍できる管理栄養士の育成に取り組んでおります。

プログラムの詳細はこちら