個人情報保護について
大崎市民病院 個人情報保護方針について
改正 令和5年4月1日
1 目的について
病院理念「市民が安心できる医療の提供」を掲げる大崎市民病院(以下「当院」といいます。)において,個人情報を適切に保護し管理することが,患者さんの人権・尊厳の維持を図るために重要であると考えております。そのために当院では,次のとおり個人情報の適正な取扱いと効果的な利用について定めています。
2 情報の定義について
この方針において,個人情報とは個人に関する情報であって,当該情報に含まれる氏名,生年月日,その他の記述により特定の個人を識別することができるものをいいます。
3 収集範囲について
当院が患者さんの個人情報を収集する場合は,診療・看護及び患者さんの医療に関わる範囲で行います。
4 当院における個人情報の利用目的
患者さんの個人情報は,次の各号に掲げる目的に該当する場合のみ利用します。
- (1)院内での利用
- ア 患者さんに提供する医療サービス
- イ 医療保険事務
- ウ 入退院等の病棟管理
- エ 会計・管理
- オ 医療事故等の報告
- カ 患者さんへの医療サービス向上
- キ 院内医療実習への協力
- ク 医療の質の向上を目的とした院内症例研究
- ケ その他,患者さんに係る管理運営業務
- (2)院外への情報提供
- ア 他の医療機関,助産院,薬局,訪問看護ステーション,介護サービス事業者との連携
- イ 診療について他の医療機関等からの照会への回答
- ウ 患者さんの診療のため,外部の医師等への意見・助言の要求
- エ 検体検査業務等の業務委託
- オ ご家族等への病状説明
- カ 保険事務の委託
- キ 審査支払機関へのレセプトの提供
- ク 審査支払機関又は保険者に対する照会及び回答
- ケ 事業者等からの委託を受けた健康診断に係る,事業者等へのその結果等通知
- コ 医療賠償責任保険等に係る,医療に関する専門の団体や保険会社等への相談又は届出等
- サ 院内がん登録事業等に必要な利用及び報告
- シ 医療に係る各種データベース事業等に必要な利用及び報告
- ス その他,患者さんへの医療保険事務に関する利用
- (3)その他の利用
- ア 医療・介護サービスや業務の維持・改善のための基礎資料
- イ 外部監査機関への情報提供
- ウ 学会や医学誌等への発表(発表には匿名化いたします。)
5 目的外利用
当院は,患者さんの個人情報の利用及び外部提供(以下「利用等」といいます。)につきましては,次に掲げる場合を除き,患者さんの同意を得ないで,上記4の範囲を超えての利用等(以下「目的外利用等」といいます。)はいたしません。
- (1)法令又は条例の定めがあるとき。
- (2)患者さんの生命,健康,生活又は財産等を保護するため,緊急かつやむを得ない理由があるとき。
- (3)本人に提供するとき。
- (4)出版,報道等により公にされているとき。
- (5)個人を識別あるいは特定できない状態(単に個人の氏名を消去することのみならず,あらゆる方法をもってしても患者さん本人を識別又は特定できない状態をいいます。)に加工して利用等をするとき。
- (6)上記のほか,大崎市個人情報保護審査会の意見を聴いて,相当の理由があると当院が認めるとき。
6 個人情報の適正な維持管理について
当院は,患者さんの個人情報の収集,保管及び利用をするときは,個人情報の保護を図るため個人情報管理責任者を定めるとともに,次に掲げる事項について必要な措置を講ずることにより,個人情報について適切な維持管理に努めます。
- (1)個人情報は,正確かつ最新のものとすること。
- (2)個人情報の紛失,破損,改ざん,き損,漏えいその他の事故を防止すること。
- (3)個人情報の管理が必要でなくなったときは,速やかに廃棄し,又は消去すること。
7 個人情報の確認・修正等について
当院は,患者さんの個人情報について患者さんから開示を求められた場合は,個人情報の保護に関する法律及び大崎市個人情報保護法施行条例に基づき対応いたします。亡くなられた方に関する情報については,大崎市病院事業死者情報取扱要綱に基づき対応いたします。
また,内容が事実でない等の理由で訂正を求められた場合も,調査し適切に対応いたします。
8 法令等の遵守と個人情報保護の仕組みの改善について
当院は,個人情報の保護に関する法律及び大崎市個人情報保護法施行条例を遵守するとともに,厚生労働省のガイドライン及び医学関連分野の関係指針,その他の規範を尊重し,上記の各項目の見直しを適宜行い,個人情報保護の仕組みの継続的な改善を図ります。
9 研究や教育へのご利用のお願い
当院では,継続して高度医療を提供することを目的として,医療機器関連企業等と連携し,医薬品・医療機器の研究に取り組んでおります。さらに将来を担う優れた医療技術者を育成するため,研究開発や教育への利用につきまして,患者さんのご理解とご協力をお願いいたします。
- (1)診療情報の使用について
- 当院では,個人情報保護に関する契約を締結したうえで,診療業務の補助や研究開発業務の支援を行う企業の関係者(ITシステム開発,診療報酬算定支援,治験施設支援機構等の非医療従事者)が,診療に関する記録(カルテ,血液検査データ,尿検査データ等)の確認を行う場合があります。これらの関係者には守秘義務を課していますので,患者さんの個人情報やプライバシーは,当院及び関係企業がそれぞれ責任をもって厳守いたします。
- (2)診療の立会いについて
- 研究開発に必要な情報の収集のため,医療機器関連企業の研究者(非医療従事者)が研究協力者として診療に立会う場合があります。立会いに際しては,診療等に支障がないように医療従事者が慎重に配慮し,また患者さんの個人情報やプライバシーは,当院及び関係企業がそれぞれ責任をもって厳守いたします。
10 その他の個人情報について
当院は,当院が保有する患者さん以外(患者さんのご家族並びに当院の職員及び関係者をいいます。)の個人情報についても,上記と同様に取扱います。
11 問合せの窓口について
当院の個人情報保護方針に関してのご質問や患者さんの個人情報のお問合せは,担当の窓口でお受けいたします。
また,患者さんの個人情報の目的外利用等について同意しがたい事項がある場合は,その旨を担当の窓口までお申し出ください。
なお,お申し出がないものについては,同意していただいたものとして取扱わせていただきますが,後からいつでも撤回,変更等することができます。
担当窓口:TQM推進室
※大崎市民病院における情報セキュリティ基本方針,医療情報システム(総合運営システム) に係る規程,お問い合わせ窓口についてはこちら
大崎市民病院長