院外処方箋に係る疑義照会の包括同意について
院外処方箋に係る疑義照会の包括同意について(令和6年5月時点)
平素より、当院の処方箋を応需いただき、有り難うございます。
当院では、疑義照会の簡素化を図るため、近隣薬剤師会と包括同意(以下同意)しています。
下記同意内容に該当する事項については、問い合わせ不要としています。
他地区または薬剤師会に入会していない保険薬局についても、同様の扱いとします。
① 残薬の数量調整目的の日数変更(処方日数又は処方量を超えた変更は不可)
例)マグミット錠330mg 30日分→25日分(5日分残薬があるため)
マイザー軟膏0.05% 3本→2本(1本残薬があるため)
② 薬剤のメーカー変更(後発品の銘柄変更、先発品への切り替え含む)
例)フロセミド錠20mg「NIG」→フロセミド錠20mg「武田テバ」
レボフロキサシン錠500mg「DSEP」→クラビット錠500mg「第一三共」
*今回の改訂で先発品への切り替えも包括同意に含むこととします
③ 薬剤の規格変更(別規格製剤がある場合の処方規格の変更)
例)アムロジピンOD錠5mg 2錠→アムロジピンOD錠10mg 1錠
チラーヂンS錠50μg 0.5錠→チラーヂンS錠25μg 1錠
④ 普通錠から口腔内崩壊錠、或いは口腔内崩壊錠から普通錠への変更
例)テネリアOD錠20mg⇔テネリア錠20mg
⑤アドヒアランス向上のための粉砕、混合、1包化とその逆(抗がん剤、麻薬は除く)の調剤変更(患者毎2回目以降の問い合わせ確認は不要)
⑥週1回や月1回、隔日投与指示の製剤が他の連日投与薬と同一の日数で処方された場合の日数適正化変更
例)アレンドロン酸錠35mg錠(週1回製剤)1錠 分1起床時14日分→2日分
⑦貼付剤の処方枚数が内服処方日数とずれがある場合の適正化変更
例)ツロブテロールテープ前回処方と同じく14枚(2週間分)処方されているが内服薬は28日分(4週間分)処方されている場合→ツロブテロールテープを28枚へ変更
⑧外用薬の使用回数、使用部位、使用タイミング等が口頭で指示されていて患者面談上明確な場合の用法追記(事後のFAX(様式自由)での報告は必須)
⑨塗布剤の規格変更(患者の同意がある場合かつ合計処方量が変わらない場合に限る)
例)デルモベート軟膏0.05% 5g 6本 → デルモベート軟膏0.05% 30g 1本
デルモベート軟膏0.05% 30g 1本→ デルモベート軟膏0.05% 5g 6本
⑩添付文書上の用法への変更
例)ボグリボースOD錠0.2mg分3 毎食前→毎食直前
メトクロプラミド錠5mg分3 毎食後→毎食前 等
⑪入院前に服用していた配合錠が大崎市民病院への入院により2剤の同量同成分に分解処方された後、再び外来処方に移行した際の元の配合錠への変更
例)バルサルタン錠80mg+アムロジピンOD錠5mg→エクスフォージ配合錠OD錠
⑫あきらかに継続服用、継続使用する薬剤で次回受診日まで投与日数、外用総量が足りない場合の受診日までの日数変更と外用総量変更(日数制限、枚数制限がある薬剤を除く)
例)受診日が祝日を避けて7日間延長になった場合
リンデロンVG軟膏 5g/本 4本→5本(1週間で1本使用し35日分を想定)
アトルバスタチンOD錠10mg 28日分→35日分(7日分足りないため)
硝酸イソソルビドテープ40mg 28枚→35枚(7日分足りないため)
※変更の際は、服用間違いのないよう患者への指導を徹底し、十分に理解したことを確認し患者に同意を得た上で交付していただきますようお願いいたします。
※変更については、FAX(様式自由)で報告してください。(送信先FAX番号:0229-91-0179 ※薬剤部直通)
問い合わせ窓口 薬剤部調剤室 TEL:0229-23-3311(代表)