食道外科
医師の紹介
診療の概要
食道外科では,食道疾患全般を対象に,食道科認定医が中心となって診断・治療に取り組んでいます。
診療の特徴
食道がんに対しては,外科・消化器内科・腫瘍内科・放射線科が連携して診断・治療にあたり,それぞれの患者の状態(進行度や全身状態)に応じたきめ細かな治療法選択ができます。
PET検査も可能で,必要な検査(上部消化管内視鏡検査,食道・胃透視検査,CT検査,PET検査など)はすべて当院で施行可能です。食道がん手術では,従来の開胸手術に比べて整容性に優れ,術後呼吸機能への影響も軽減される胸腔鏡手術を2011年より導入し,2013年12月からは,腹臥位による胸腔鏡手術も取り入れて,食道がんだけでなく,食道粘膜下腫瘍・食道裂孔ヘルニア・食道アカラシア・特発性食道破裂などにも対応可能です。
代表的な疾患と症状
疾患
食道がん,食道裂孔ヘルニア,食道アカラシア
症状
食べ物のつかえ感,胸の痛み,逆流症状(胸やけなど)
※食道がんは60代・70代の男性に多い病気で,危険因子としては,喫煙・飲酒が挙げられます。初期は無症状であることが多く,進行するに従い,食べ物のつかえ感,嚥下困難,嚥下時痛,胸痛,体重減少,声のかすれなどの症状が出現します。
医療設備
マルチスライスCT,PET,鏡視下手術システム
診療実績
R2年 (2020年) |
R3年 (2021年) |
R4年 (2022年) |
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胸部食道がん手術症例数 (うち胸腔鏡手術) |
16(16)件 |
11(11)件 |
10(10)件 |