放射線部
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放射線部の理念
放射線診断・治療の分野において、最新の技術・知識・設備をもって各診療科との連携を図り、患者のよりよい診療に役立つ画像情報を提供します。
運営体制
令和6年4月1日現在、45人の本院放射線技師が業務を行っています。
診断分野では、X線写真、CT、MRI、核医学検査(SPECT,PET‐CT)や血管造影撮影を行い、さまざまな病気の診断や早期発見につながるよう日々努めています。
治療分野では、がんや悪性腫瘍の根治・縮小・疼痛緩和などを目的として放射線治療を行い、当院のがん治療において大きな役割を担っています。
画像診断から治療まで、診療科の枠を超えてさまざまな患者の疾患に携わりながら、より高度な医療を提供できるよう取り組んでいます。
【放射線診断受付】 |
【放射線治療 PET・RI受付】 |
【CT・MRI受付】 |
業務内容
- 一般X線撮影室4室,歯科パントモ撮影室,骨密度検査室
- 乳房X線撮影室2室(乳房生検可能)
- X線透視撮影室3室(トモシンセシス可能1台)
- 血管造影撮影室3室(うちバイプレーン2台)
- CT室4室(CT透視下生検可能。320列,80列2台,治療計画用16列)
- MRI室2室(1.5T,3T:ボア径70cm)
- 核医学検査室(SPECT,PET‐CT)
- 放射線治療室2室(うち1台IMRT可)
- 病室でのX線写真撮影:X線ポータブル装置 4台
- 手術室での透視・血管造影撮影:手術用X線アンギオグラフィ装置(ハイブリット),外科用イメージ装置3台
【一般撮影(救急)】 |
【一般撮影】 |
【歯科パントモ撮影】 |
【X線透視 |
【血管造影撮影 |
【骨密度検査】 |
X線撮像システム完全デジタル化
本院の新築移転とともに、最新の放射線医療機器を導入し、X線撮像システムの画像データが完全デジタル化されました。
一般X線撮影室、X線透視撮影室、乳房撮影室、血管造影撮影室、外科用イメージ装置、X線ポータブル装置をすべてFPD(フラットパネルディテクタ)搭載の機器にすることにより、より広い視野で低被ばくかつ高解像度のデジタル画像を高速に入手できます。これにより、撮影後、瞬時にモニタで画像を確認でき、撮影時間の短縮や検査効率の向上が期待できます。デジタル画像は病院のネットワークシステムに転送され、各診療科での円滑なモニタ診断へとつながります。
【CT(救急:80列)】 |
【MRI(3T)】 |
|
【CT(320列)】 |
【放射線治療】 |
【CTシミュレーター】 |
マンモグラフィの取り組み(本院)
マンモグラフィとは乳房専用X線装置を用いた乳房撮影のことです。触診ではわからないような微小な病変を写すことができます。
乳がんの早期発見・診断に欠かせない検査ですが、“上半身の衣服を脱がなくてはいけない” “乳房を圧迫されて痛い”など検査を苦痛に感じる方もいます。
病気を見つけるために必要なこととご理解いただき、ご協力をお願いしています。
不安と苦痛が伴う検査ですが、少しでもリラックスして気持ちよく検査を受けていただけるよう、本院では次のことに取り組んでいます。
・撮影はすべて女性放射線技師が撮影します。
・マンモグラフィ専用の待合を設けています。
・待合では音楽を流し、心地よい空間で撮影の順番をお待ちいただいています。
・精密検査の一つである “ステレオガイド下生検” をおこなっています。
また、待合には乳がんに関する情報を掲示しています。
パンフレット等も常設していますので、ご自由にお持ち帰りください。
【マンモ撮影】 |
【マンモ撮影待合室】 |
【私たちが撮影します】 |
資格取得状況(令和6年4月1日現在)
- 第1種放射線取扱主任者 2人
- 医学物理士 2人
- 日本放射線治療専門放射線技師 2人
- 放射線治療品質管理士 2人
- X線CT認定技師 4人
- 磁気共鳴専門技術者 2人
- 救急撮影認定技師 2人
- 検診マンモグラフィ撮影認定診療放射線技師 4人
-
血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師 2人
-
-日本診療放射線技師会認定資格-
- 放射線管理士 2人
- 放射線機器管理士 1人
- 臨床実習指導員 1人
-
画像等手術支援認定診療放射線技師 2人
-
Ai認定診療放射線技師 1人
所属学会等
- 日本放射線技術学会
- 日本CT技術学会
- 日本磁気共鳴医学会
- 日本心血管インターベンション治療学会
- 日本脳神経血管内治療学会
- 日本放射線腫瘍学会
- 日本医学物理学会
- 日本医学物理士会
- 日本核医学技術学会
- 日本医用画像管理学会
- 日本診療放射線技師会
放射線部 初期研修プログラム
放射線部では、地域基幹病院として高度急性期医療に対応し、地域完結型病院として診断から治療までを意識した放射線業務ができる人材、また組織の一員として多職種と連携し医療人としての高い自覚を持った人材の育成に取り組みます。