リハビリテーション部
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リハビリテーション部の概要
理学療法、作業療法、言語聴覚療法の3つの部門があり、主に院内の各診療科から紹介を受けた患者に対して早期からの訓練・評価を行っております。
運営体制
令和6年4月1日現在、理学療法士20人、作業療法士11人、言語聴覚士6人で業務を行っております。
業務内容
理学療法(PT:Physical therapy)
ベッドサイドより積極的に介入することで早期離床を促し、患者の症状に合わせたリハビリテーションを提供しており、QOL(Quality of Life(生活の質))の向上を目指しております。また、再発予防を含め生活習慣の改善に向けた運動指導や生活指導などにも力を入れて取り組んでおります。
作業療法(OT:Occupational therapy)
早期からベッドサイドでの機能練習、食事やトイレなどの身辺動作練習、家事動作や職業復帰に向けての応用動作練習を他部門と連携しながら関わっております。患者一人一人に合わせ、“その方にとって意味のある作業”の提供を目指しております。
言語聴覚療法(ST:Speech therapy)
生活する上で大切なコミュニケーション機能(ことば・きこえ・声や発声など)や認知機能、生きていくために欠かせない摂食・嚥下機能(食べる・飲む)、顔面神経麻痺などの障害を抱えられた患者に対し、適切な評価・訓練・指導を行っております。
心臓リハビリテーション
心臓リハビリテーションとは、自分の病気のことを知るところから始まり、患者さんごとの運動指導、安全管理、危険因子管理、心のケアなどを総合的に行うものです。
当院の対象疾患は急性心筋梗塞や心不全、大血管疾患、末梢動脈疾患など多岐に渡り、2014年の病院新築移転に伴い心臓血管外科も新設され、心臓血管外科における周術期リハビリテーションも実施しています。
当院では医師1人、理学療法士10人が日本心臓リハビリテーション学会認定の心臓リハビリテーション指導士の資格を有しております。心肺運動負荷試験(Cardio Pulmonary Exercise test;CPX)の検査結果に基づき、患者さん一人ひとりの状態に応じたリハビリテーションプログラムを提案・実施しています。教育用(指導用)にパンフレットを作成し、社会復帰や復職など生活を見据えた疾患管理および再発予防の指導にも力を入れています。
※心肺運動負荷試験(CPX)とは
自転車エルゴメーターやトレッドミル試験による呼気ガス分析を行い、嫌気性代謝閾値(anaerobic threshold;AT…呼吸・循環・代謝の総合的な運動能指標)、最高酸素摂取量、分時換気量等を測定し、運動耐容能および換気動態を総合的かつ詳細に評価するものです。
リハビリテーション部 初期研修プログラム
リハビリテーション部では、初期研修プログラムに沿って先輩職員がサポートしながら経験を積み重ねていきます。必要な知識と技術を身につけると共に、医療人としても魅力ある人材の育成に取り組みます。