がんゲノム医療連携病院に指定されました
このたび、大崎市民病院本院は、令和6年7月1日付けにて、国より、がんゲノム医療中核拠点病院である東北大学病院と連携する「がんゲノム医療連携病院」として指定されました。
がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ、遺伝子変異を明らかにすることにより、一人ひとりの体質や病状に合わせて治療等をおこなう医療です。
がんゲノム医療連携病院とは、がんゲノム医療や、がんゲノム医療に関する臨床研究、治験、新薬等の研究開発、専門家による検討会(エキスパートパネル)の開催、専門人材の育成等を行う病院として国が指定する「がんゲノム医療中核拠点病院」や「がんゲノム医療拠点病院」と連携し、がんゲノム医療を行う病院のことをいいます。
本年6月末まで東北大学病院と連携しているがんゲノム医療連携病院は7医療機関ございましたが、本院は8番目、市立の自治体病院として初の指定となるものです。
本指定により可能となる事項としましては、
(1) 対象患者の方に対し、がんゲノム医療を提供できるようになること
標準治療がない固形がん、局所進行又は転移が認められ、標準治療が終了した固形がんの患者で、遺伝子パネル検査を受けられる全身状態と医師が判断した方に限られます。
(2) 検査等の実施につき、保険請求ができるようになること
があげられます。
今後は、本指定に基づき、がんゲノム医療の提供に必要な準備を進めて参ります。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。